Night Tempo Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/night-tempo/ Tue, 11 Jan 2022 04:39:38 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.2 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png Night Tempo Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/night-tempo/ 32 32 “時代が鳴らす音”に耳を傾ける 状況を好転させるためのヒントや希望 連載「時の音」総集編−前編− https://tokion.jp/2021/12/31/compilation-of-2021-tokinooto-part1/ Fri, 31 Dec 2021 06:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=86664 「TOKION」のローンチから続く連載「時の音」。その時々に生まれ、同時に時代を超えて愛される価値観を発信する人達の言葉から、未来に思いを馳せる。−前編−

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昨年に続き、2021年も新型コロナウイルスの感染拡大は収まらず、東京を含む4都県に発令された2回目の緊急事態宣言で幕を開けた。一方で新型コロナワクチンの接種もスタートし、緩やかながら新規感染者数は減少傾向に転じる等、明るいニュースも散見するようになった。しかし、コロナウイルスの変異株「オミクロン」や海外インフレの波及等、2022年も不確実性が高い状況が続くことが予想される。

そんな混迷する世の中だからこそ、その時々に生まれ、同時に時代を超えて愛される価値観に目を向けるべくスタートした連載「時の音」。本連載では、そんな価値観を発信する人達に今までの活動を振り返りつつ、未来を見据えて話をしてもらっている。これまで、15名のアーティストやクリエイター等が登場している中で、前編では8名のインタビューを届ける。

2021年にやり残したことは何か? 2022年は何をしよう? 終わりの見えない不安が蔓延している中で、それでも“時代が鳴らす音”に耳を傾けてみれば、この状況を少しでも良くするためのヒントや希望がきっと見つかるはず。

Vol.1 “Undreamet Chapter” 変わっていく世界と変わらない自分のコントラスト 三宅純が「TOKION」のために楽曲を制作

三宅純

パリを拠点とし、世界を舞台に活躍する作曲家の三宅純が「TOKION」に楽曲「Undreamt Chapter」を書き下ろした。三宅が新型コロナの影響で日本滞在を余儀なくされたタイミングで実現した本企画の最初の打ち合わせは、1回目の緊急事態宣言の前日。12月15日に発売した最新アルバム『Whispered Garden』にも収録されている「Undreamt Chapter」の制作背景を当時の心境等を交えて語ってもらう。

Vol.2 ジャーナリズムでもドキュメンタリーでもない ヨシダナギが見つめる美しさの新たな可能性

ヨシダナギ

アフリカやブラジル・アマゾンをはじめとする少数民族や先住民族を被写体として追いかけ、彼等と共鳴しながらオリジナルな領域を築いてきた写真家のヨシダナギ。昨年、大都会のマイノリティー的存在であるドラァグクイーンにフォーカスした『DRAG QUEEN -No Light, No Queen-』(ライツ社)を発表し、新鮮な驚きをもって迎えられた。観るものを異世界へと誘い続ける、彼女が追い求める美について。

Vol.3 もっともっと素直に生きよう ホームから世界とつながるCHAIの現在

CHAI

2017年にデビューするなりポップかつコンセプチュアルな個性で話題をさらったCHAI。2020年2月にフォークロック・デュオのホイットニーとの海外ツアーから帰国して以降、新型コロナウイルスのパンデミックの影響下で一転して家にこもる生活を余儀なくされた中で何をつかみ取ったのか? “インターナショナルなバンド”として着実に実績を重ねている彼女達の声を聞く。

Vol.4 immaに見る、リアルもヴァーチャルも関係ない自分らしさとポジティブな思考

imma

ピンクのボブヘアが特徴の日本初のバーチャルモデル・インフルエンサーimmaは2018年に突如インスタグラムに現れ、身長や体重、国籍も一切不明。しかし、ヴァーチャルである以前に、“一人の女性”でもあることが、見る者の好奇心を掻き立て、同時に共感も集める。時折発する言葉には、リアルもヴァーチャルも関係ない説得力がある。immaの話からは明るい未来を信じて進む強い「姿」が見えてくる。

Vol.5 あいまいな境界線上で生きるということ 黒沢清が描き出した危機の時代のリアリティ

黒沢清

2020年にヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を獲得し、日本人で17年ぶりとなる快挙を成し遂げた映画監督の黒沢清。自身のキャリアにおいて初の「歴史物」作品となった、蒼井優が主演を務める『スパイの妻』。未曽有の大戦を目前に控えた激動の時代を、その中で懸命に生きる夫婦の姿を描くことで、自身が伝えたかったものとは。

Vol.6 心のつながりとあらゆる記憶のスイッチ 塩田千春が闘病の先に見せた生への切実な希求

塩田千春

2019年に25年間の活動を振り返る、過去最大規模の個展「塩田千春展:魂がふるえる」を森美術館で開催した、現代美術家の塩田千春。2017年にがんが再発し、治療と寄り添いながら同展の制作を進めてきた彼女が、コロナ禍で未曽有の危機に直面し、人々が生と死を間近に感じながら生活する中で、どのように自身の身体や魂の存在と向き合い、どんな芸術表現を考えているのか。

Vol.7 進化を続けるBABYMETAL 見たことのない景色に辿りつくまで

BABYMETAL

昨年10周年を迎えたBABYMETALは、コロナ禍によって、当初予定していたアジアツアーが中止になるなど、ライヴを中心に活動していた彼女達にとって、これまでの活動を振り返る1年になった。そんな中、2020年のNHK紅白歌合戦に初出場し、2021年には日本武道館で10公演を行うなど、再び動き出したBABYMETALが、今、何を思うのか。

Vol.8 このめまぐるしい社会の中で Night Tempoがレトロカルチャーに見出す魅力

Night Tempo

“昭和グルーヴ”をキーワードに、シティポップや歌謡曲を絶妙にリモデルした楽曲で脚光を浴びるDJ/プロデューサーのNight Tempo。新型コロナウイルスのパンデミック以降は、ソウルの自宅からYouTubeチャンネルでのトーク配信を行うなど、オンラインでカルチャーを愛好する“場”を積極的に作っている。レトロカルチャーに新たな息吹を宿す彼にとって、昭和歌謡等はどんなパワーを持っているのか。

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連載「時の音」Vol.8 このめまぐるしい社会の中で Night Tempoがレトロカルチャーに見出す魅力 https://tokion.jp/2020/12/28/series-tokinooto-vol8-night-tempo/ Mon, 28 Dec 2020 06:00:31 +0000 https://tokion.jp/?p=13893 懐古主義に陥らずに一貫したスタンスで活動するNight Tempo。彼と日本のシティポップや同時代のものとの関係性について。

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その時々だからこそ生まれ、同時に時代を超えて愛される価値観がある。本連載「時の音」では、そんな価値観を発信する人達に今までの活動を振り返りつつ、未来を見据えて話をしてもらう。

今回登場するのは“昭和グルーヴ”をキーワードに、1980年代や1990年代のシティポップや歌謡曲を絶妙にリモデルした楽曲の数々で脚光を浴びるDJ/プロデューサーのNight Tempo。韓国を拠点に活動する彼に大きな転機が訪れたのは2019年のことだった。

もともとは本業のプログラマーの傍ら趣味として音楽を制作し、カセットテープやレトロアイテムを掘り出し集める“昭和レトロ”オタクでもあった彼。ヴェイパーウェイヴやフューチャー・ファンクといったインターネット発のムーブメントが勃興するなかで台頭し、各地でDJが盛況に。「フジロックフェスティバル ’19(以下、フジロック)」にも出演を果たすなど音楽ファンに広く知られる存在となった。

新型コロナウイルスのパンデミックが広がってからは、ソウルの自宅からYouTubeチャンネルでのトーク配信を行うなど、オンラインで昭和歌謡や1980年代カルチャーを愛好する“場”を積極的に作っている。その一方で、フレンチ・エレクトロ路線のアルバム『Funk to the Future』を発表するなど自らの音楽性も広げてきている。

単なるノスタルジーではなく、レトロカルチャーに新たな息吹を宿す彼にとって、昭和歌謡やレトロカルチャーはどんなパワーを持っているのか。

——2020年に入ってから『昭和グルーヴ』プロジェクト(1980年代の楽曲を公式にリエディットしている)や『Funk to the Future』など精力的なリリースを重ねていますが、Night Tempoさんはここ数ヵ月をどう過ごしてきましたか?

Night Tempo:『昭和グルーヴ』プロジェクトは、もともと何ヵ月かのタームで着々と続けていくプランがあったんです。去年はなかなか盛り上がったんで、今年もいろんなイベントと一緒にできたらよかったんですけど、それができなくなったから、自分のプロダクションをもう一度振り返って考える時期でした。8月に工藤静香さんの『昭和グルーヴ』を出して、計画通りのリリースもありつつ、もう一度自分の世界観を新しく作り直した感じです。

——新しく作り直した、というと?

Night Tempo:昭和歌謡は僕のペルソナの1つですけど、もともとそれだけの人間ではないので。音楽的なところで、昭和歌謡の人間としてしか見られないと困ると思ったんです。なので、自分が以前やっていたことをアップデートして『Funk to the Future』を出しました。今は来年に向けてオリジナルプロジェクトを制作しています。歌が入るプロジェクトで、いろんな方にフィーチャリングしてもらったり、自分で歌ったりしています。昭和歌謡、シティポップ、フランスのハウスやディスコをミックスしてNight Tempo的なサウンドを作り上げようと思っています。だから、最近はずっと勉強ですね。

——勉強をしているんですね。

Night Tempo:去年「フジロック」やツアーを行ってから、年上のリスナーの方がすごく多くなってきたんです。そこから、音楽だけじゃなくて、文化についてもいろいろ調べてます。やっぱり年上の方は実際にその時代を生きてきたから、見る目が正確なんですよね。ウィキペディアや文章で読むのと、実際にその時代を生きてきた方が肌で感じてきたことは違うので、いろんな方からお話を聞いてちゃんと検証するということをやろうと思っています。最近は新しい企画としてYouTubeで「グッド・ナイト店舗」という配信をやっているんです。夜の寝る前に30分から1時間くらい、いろんな話をする。そこを観てくださっている方も年上の方が多いから、自由にトークしている中で、いろんな方からいろんな情報を仕入れたり、話を聞いたりすることができて、勉強になります。あとはビデオテープでその当時の映画やドラマを観ると、そこには時代が反映されているので、音楽だけ聴いたり、本や雑誌だけ読んだりするのとは違う。最近はそういうものにすごく投資しています。

レトロカルチャーを取り巻く環境とその精神的影響

——YouTubeだけでなく、インスタライブや「ZooM昭和歌謡愛好会」など、いろんなことをやられていますよね。音楽だけでなく、カルチャーを共有するコミュニケーションの場を積極的に作ってきている。

Night Tempo:昔の機材を持ってない方も多いし、せっかくだからみんなで一緒に観ようと思ったんです。昔は誰かがビデオテープを買ったら、友達の家に行って一緒に観たりしたじゃないですか。今は距離が離れてるけど、だからこそもっとそういう場を作りたいなと思ってます。それに、リアルの場では年の差があるとなかなか会えないけれど、例えば女子高生とおじさんが同じ昭和の話題で情報交換するようなことが起こっているんです。それはすごく印象的でした。他になかなかないと思います。

——昭和歌謡などレトロなポップスに触れることの精神的な影響はどんなものがあると思いますか?

Night Tempo:今って、消費文化のサイクルがどんどん短くなっていて、消費の流れが早くなっていますよね。その中にいると、いつもみんな急いでいるし、疲れてしまう。そうやって、今の時代に疲れた人達が、サイクルが遅かった昔の時代にあったものに癒されるようなところがあると思うんです。懐かしさもあると思うけれど、そのイメージが一番強いですね。そのイメージを見てかっこいいと感じる人が多い。そのかっこよさはどこから来るのかっていう疑問を持ったら、どんどんマニアックに調べていくことができる。知れば知るほど、そこのドリームパラダイスで癒やされるような感じになっていく。今はすごく感情が乾燥した世界だから、過去を振り返って、文化を知って、音楽を聴いて、癒されるようなところがある。それは僕も同じです。もともと僕はプログラマーだし、最先端のロボット工学とかも勉強していたので、だからこそ、当時はレトロな昭和の文化が壊れた自分を修復してくれるような感じがあった。それが一番の理由ですね。

——カセットテープや“ウォークマン”、マンガやビデオテープなど、いろんなコレクションもしていますよね。1980年代のどういう部分が好きなポイントなんでしょうか?

Night Tempo:やっぱり音楽は今聴いてもおしゃれなものですよね。言葉で説明するのは難しいですけれど、僕がDJでかけた時もみんなが反応するポイントがある。ビデオテープはその時代の空気、ファッションやその人達の顔を実際に見たいんです。映画やドラマで撮影されたものにしても、自然に出る空気がある。あとは、例えばDaft Punkがイメージしているのも1980年代の特撮じゃないですか。その当時のSFって、その時代の現実に生きてた人達が想像した未来だった。だから、今の人から見たら「これは昔っぽいな」って思ったりする。「近未来」とよく言われるけれど、実は「近い未来」ではなくて。実際には来なかった未来なんですよね。その辺りにも自分が好きなものの共通点がある気がします。

距離感から生まれる独自の視点、エディットに対する自信

——2020年になって、Night Tempoさんはラジオやテレビなど日本のメディアでも露出が増えてきていると思います。この状況はどう捉えてますか?

Night Tempo:今、僕が日本から離れているところがあるなと思いました。日本から離れてるからこそ、メディアにとっても自分達が見ている視点と違う目線から発信しているということを取り入れてくれている。ただ「昭和の文化が好きです」と言って、日本で昭和のコレクションをしているだけだったら、興味をもってもらえないと思います。違う目線は距離から生まれると思うので。今の若者は厳しいから、ただ昔なだけだったらつまらないし、ダサいと感じる人も多いと思います。

——Night Tempoさんは「北酒場」のような演歌をディスコソウルにリアレンジしていたりしていますよね。そのあたりのセンスが絶妙なんじゃないかと思います。

Night Tempo:そこは自分がやってることに自信を持っていることの1つかもしれません。こういう曲でもおしゃれになれるよっていうところを見せたいんですよね。そこはやっぱりイメージが大事だと思うんです。例えば「北酒場」も、そのまま聴かせるとただの演歌だし、僕がやっているエディットもそこまで大きく変えているわけではないんです。でも、うまく仕掛けたら、ほんのちょっと変えるだけでもかっこよくなる。そこは僕が見せたいところだし、皆さんもそういうところを新鮮に捉えたりしてくれてるんだと思います。だから、僕もそこに対しては自信を持たなきゃいけないなと。僕に自信がなくて、やることがブレていたら、みんなも「これって本当におしゃれなのかな?」って思ってしまうので。

——いろいろなプロジェクトが進行しているということですが、今後に向けてはどんな計画がありますか?

Night Tempo:まずは年始に、昭和の文化を自分なりに解釈した音楽で表現する昭和ローファイ・アルバム『集中』をリリースします。あとは来年のオリジナル作品のための準備をしています。そこにいろんな方が参加してくれる予定です。

——音楽活動以外にもやってみたいことはありますか?

Night Tempo:昭和の時代にみんながやってたレジャーって、海の近くのリゾートに行くことだったじゃないですか。伊豆とか熱海にホテルニューアカオとか、ハトヤホテルとかありますよね。そういうところを貸し切ってイベントをやりたいです。音楽だけじゃなく、会場で展示会をやったり、鍋パーティとかもやってみたいです。今はZooMで一緒にビデオを観たりしてるんですけれど、それをリアルの現場で実際に集まって大人数でやりたいです。あとは昭和って言ったら“社員旅行”なんで、社員旅行のコンセプトのイベントもやりたいですね。そういう企画をいろいろやったら、みんなで楽しめるんじゃないかと思います。

Night Tempo
1986年韓国生まれ。プロデューサー兼DJ。1980年代の日本のシティポップや昭和歌謡を再構築した楽曲を制作し、米国と日本を中心に活動している。2019年には「フジロック」に出演。同年には6都市をまわる来日ツアーを成功させた。2019年にはアルバム『夜韻』をリリースした他、昭和の名曲を公式にリエディットする『昭和グルーヴ』シリーズを始動し、これまでにWink、杏里、1986オメガトライブ、BaBe、斉藤由貴、工藤静香の楽曲をリエディットしている。2020年には『Funk to the Future』をリリース。
Twitter:@nighttempo
Instagram:@nighttempo
Youtube:https://www.youtube.com/nighttempo

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