カラー Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/カラー/ Fri, 31 Dec 2021 02:40:09 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.2 https://image.tokion.jp/wp-content/uploads/2020/06/cropped-logo-square-nb-32x32.png カラー Archives - TOKION https://tokion.jp/tag/カラー/ 32 32 LEXと3ブランドのクリエイションから考える「ドメスティックの逆襲」/連載「痙攣としてのストリートミュージック、そしてファッション」第16回 https://tokion.jp/2021/12/31/shockwaves-in-contemporary-music-and-fashion-vol16/ Fri, 31 Dec 2021 03:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=83836 気鋭の文筆家・つやちゃんが「音楽とファッション」「モードトレンドとストリートカルチャー」の関係性を紐解く連載コラム。第16回は今年目覚ましい活躍ぶりを見せた国内ラッパー・LEXのクリエイティビティに迫る。

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音楽とファッション。そして、モードトレンドとストリートカルチャー。その2つの交錯点をかけあわせ考えることで、初めて見えてくる時代の相貌がある。本連載では気鋭の文筆家・つやちゃんが、日本のヒップホップを中心としたストリートミュージックを主な対象としながら、今ここに立ち現れるイメージを観察していく。

第16回の主役となるのは、今年もっとも輝かしい活躍ぶりを見せた国内ラッパーの1人であるLEX。同時代の海外のクリエイションからの影響を独自のアウトプットに昇華するその卓越したクリエイティビティの在りようを、先に開催された東京ファッションウィークにおいて優れたコレクションを展開した3ブランドの分析を糸口に論じていく。

「ヨシオクボ」「ホワイトマウンテニアリング」「カラー」のコレクションに見る、「海外」と「日本」の関係

LEXが、2021年有数の話題作となった『LOGIC』をリリースしたのは9月末のことだった。熱狂をもって迎えられながらもなぜかあまり論じられずにいるこのラッパーについて考えるにあたり、同じく9月上旬に異ジャンルでどこか近しい動きを見せていた表現者たちがいたことをまずは指摘しつつ、ゆっくりと本題に入ることにしよう。とはいえ、これはただの迂回ではない。本稿は、LEXの魅力をあぶり出すべく、遠く離れたトピックから歩みを進めていく。

異ジャンルの表現者とはつまり何人かのファッションデザイナーであり、LEXの『LOGIC』から先立つこと約1ヵ月、長引く緊急事態宣言下で開催された2022年SSの東京コレクションを指している。いくつかの興味深いプレゼンテーションの中で目立ったのは、世情の変化もあり改めて東京の地に戻ってきたドメスティックブランドの動きであった。例えば、5年ぶりにミラノから帰ってきた「ヨシオクボ」は、“Warrior”=“戦士”を切り口に和服のさらなる再解釈に挑んでいた。

yoshiokubo 2022 Spring/ Summer Collection Film Directed by Oudai Kojima

9年ぶりにパリから帰ってきたブランドもいる。「ホワイトマウンテニアリング」は、珍しく女性のモデルを起用し新宿御苑という自然の中で颯爽とショーを披露していた。これまで同様にモダンなハイテク素材を駆使しながらも、“黒”という、ファッション史においてドメスティックブランドが極めて大切にしてきた色使いへの挑戦は注目を集めた。

White Mountaineering | 2022 Spring-Summer collection

昨シーズンに続き、「カラー(kolor)」もパリではなく東京でショーを行った。そして、こちらもまたハイブリッドなパッチワーク的手法でブランドの個性を尖らせながらも、京急電鉄の車内をジャックすることで私たちが生活を営む日常の風景を付加してみせた。

kolor Spring Summer 2022 Runway Show

「ヨシオクボ」も、「ホワイトマウンテニアリング」も、「カラー」も、海外でのショーで磨いてきた高い技術を、国内のショーで新たな“国内らしい”捌きで料理することによって鮮やかな空気感を創出している。徐々に賑やかさを取り戻すファッションシーンの躍動感を感じながら、中でもドメスティックブランドによるルーツを見つめ直すような手法に見惚れながら、その新たな風を噛みしめているうちに、秋が到来し『LOGIC』はリリースを迎えることとなった。

USトレンドを独自の母音捌きへと昇華させる、LEXの革新性

絶賛も批判も浴び続けるLEXに関して、ひとまずは言及されているいくつかの特徴を並べてみよう。“若くして溢れるソングライティングの才能”、“SoundCloud発アーティストの代表”、“国内でも群を抜いて多様なフロウを持つラッパー”、“USラップトレンドとの共振”、“lil uzi vertの影響”……そのどれもが恐らく正しい。もう一歩踏み込んで、“USの最先端のラップを日本語にトレースする技術”について次のような指摘もなされている。

“例えば LEX の『!!!』にしても、OZworld の『OZWORLD』にしても、英語にちゃんぽんされている日本語含め、海外の人が聞いても、この曲って英語も聞こえてくるけど別の言語も少し入ってるよね、くらいの感覚で聞けるというか。”

“曖昧母音を多用したり、あるいは開音節から母音を引いて閉音節にしてしまったりと、子音や母音のレヴェルで発音を英語的なものに近づけているわけですよね。5lack や冒頭で触れた LEX もそのような系譜にあると思います。”

ele-king 日本語ラップ最前線 ──2019年の動向から占う日本のヒップホップの現在(前編)吉田雅史の発言より

キャリアハイのヒットを記録した「なんでも言っちゃって feat.JP THE WAVY」ではLEXらしからぬ極めてニュートラルなラップを聴かせることとなったが、それもまた彼の多種多様なフロウの1つに過ぎない。上記で触れられている通り、LEXが基本的には“曖昧母音”や“開音節から母音を引いて閉音節”にする技法を尽くしながら、時にUSのトレンドにも接近しつつ日本語を崩していくアプローチに賭けているのは間違いないだろう。

LEX – なんでも言っちゃって (feat. JP THE WAVY)

「なんでも言っちゃって」同様、TikTokで人気を得たLEX, Only U, Yung sticky womの「STRANGER」では特に日本語の崩し方が顕著であり、たとえば「服を脱がす/ていねいにていねいに」というラインは「い」が抹殺され「服を脱がす/て(い)ね(い)にて(い)ね(い)に」と発音される。ロンドンのBEXEYと組んだEP『LEXBEX』収録の「V.I.P.」では「携帯が鳴る」が「け(い)た(い)がなる」と崩されることでここでもまた「い」が失われ、さらに「Loyalty」では「お前が寝てるタイミング/俺は元気」の「お前が」に対し明確に「Oh My God」という発音があてられる。

LEX, Only U, Yung sticky wom – STRANGER

「V.I.P.」も「Loyalty」もLEX特有のザラザラ/ガラガラした――どこかニワトリやガチョウなどの家禽が鳴いているような――粗い声が披露されることで、その凹凸の網目からボロボロと母音が落ちていくさまがあらわになる。限りなく英語に擬態した日本語や強引な母音省きは、コントロールされた言語の取り扱いとして加速度的に巧みさを増し、現行の日本語ラップシーンにおいても革新性を先導しているように映る。

コントローラブルな局面が、エモーションに傾く時に見せる煌めき

ところが、LEXの日本語に対する距離感は、『LOGIC』で新たな局面を迎えてもいるだろう。例えば、相変わらず「俺の」を明確に「Oh No」と、「ノリであける」を「ノリだけ」と崩して歌う曲「Venus」において、激しい吐息とともに母音が延ばされる演出を聴き逃してはならない。ワードをつなぐリアルな息継ぎが録音されるこの曲では、いつものコントロールし尽くされたフロウを畳みかけるLEXにはないフィジカリティが顕在化し、加えて「Woah, woah, uh, uh, yeah, yeah」というリピートによって執拗に母音が強調される。

LEX『LOGIC』

いや、むしろアルバムのオープニングを飾る「GOLD」から、母音を印象的に操る態度が堂々と展開されていた。いつにも増して力を込めた歌唱が表現されるこの曲において、LEXは「もっと行きたい上」と繰り返し歌う。そう、驚くべきことにここでは英語に擬態し母音省きを追求してきた技術鍛錬の先で、「もっと上に行きたい」という願いとともに、実にシンプルな形で「上」=「うえ」という母音がはっきりと、力強く、何度も繰り返し発されるのだ。

実は、「GOLD」で見せたその萌芽はすでに近作で姿を現しはじめていたと言えよう。2021年を代表するナンバーになった、KM「STAY feat.LEX」を聴いてみたい。あなたは、この曲のヴァースを忠実にヒアリングできるだろうか?LEXは冒頭で次のように歌っている。

「ランウェイを歩くモデルとのデート/すぐにさかけてiPhone/台湾 South Americaの/友達と遊ぶ/モデル撮影しないと/そんなの平気平気/たまにget high一人/誰かのせいにせいに/して弾けたRain」

KM – Stay (feat. LEX)

もはや全くと言っていいほど日本語の原型を留めていない本ヴァースで、ひと際目立って聴こえてくるのが「iPhone」というワードだが、この「iPhone」をキーワードとしながらLEXお得意のコントロールされた“英語に擬態した日本語”はスリリングな展開を遂げていく。KMによる、音の粒子を膨張させ弾けさせるようなノイジーでエレガントな処理に乗って、LEXはいつになくエモーショナルに日本語を発していくのだ。

「好きなもんだけを着せたい/たまにあるよ仕方ない/事とかも越えてく愛/そんなの平気平気/たまにGet high一人/誰かのせいにせいに/して弾けた/Rain」

「着せたい」「仕方ない」を「愛」で受け、そこからさらに「平気」「high」「せいに」「Rain」と押韻を畳みかけていくこのフックでは、見事なまでに母音がクライマックスとして設定され、感情の爆発を誘発する。中心に位置するのは「愛」=「あい」であり、「iPhone」とも接続する形で母音の応酬を仕掛ける本曲のある種のベタさは、これまで閉音節を繋いできたLEXのディスコグラフィーにおいて、大きな意味を持っているように思えてならない。

ゆえに、こう述べることもできるだろう――慣れた手つきで英語を日本語にトレースし続けるLEXの技術は素晴らしいが、コントローラブルな局面を超えてエモーションへと傾く瞬間に、彼の魅力は一層際立つ。例えばそれは、感情に乗って伸びる母音や突然入る吐息にこそ宿っており、それらせめぎ合いが極めて美しい形で披露されたのがKM「STAY feat.LEX」であって、見事に結実したのが「GOLD」であろう。ある意味では、Sound Cloudで繊細な歌声に乗せて「Flower」を感傷的に歌っていた過去のLEXのルーツが再起動されていると言えるかもしれない。

LEXは時に批判される。USのラップ、そのフロウを日本語に変換しているだけだと揶揄される。しかし、母音を抹殺することで独自の日本語の響きを生み出した彼は、今、母音を誰よりも感情に乗せて身体性を表出させる息づかいを聴かせながら、現代口語の最先端の実験を遂行している。私は、それら母音のベタベタした、生々しい発音を聴きつつ、いくつかの国内ファッションブランドが挑んでいる創意工夫を思い出していたのだった。ドメスティックの逆襲は、至る所で着々と進んでいる。その先頭で、LEXは体を張って戦っている。

Illustration AUTO MOAI

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「カラー」が写真家・森山大道による撮り下ろしプロジェクトを発表 店舗では作品も展示 https://tokion.jp/2021/10/11/kolor-x-daido-moriyama/ Mon, 11 Oct 2021 09:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=67332 「カラー」の阿部潤一が刺激を受けるアーティストの視点を通して、ブランドの魅力を発信するプロジェクトの第1弾。直営店では撮り下ろし作品を展示する。

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「カラー」は、写真家の森山大道を起用したプロジェクト「撮」を発表した。

「撮」は、「カラー」のデザイナーである阿部潤一が刺激を受けるアーティストの視点を通して、ファッションショーやルックビジュアルとは違った形でブランドの魅力を発信する新プロジェクトの第1弾。阿部は、2006年発行の作品集『it』の作品を自宅に飾るなど、かねて森山を敬愛している。同プロジェクトでは、森山が「カラー」のアトリエを舞台に、2021-22年秋冬コレクションのアイテムを撮影した。スタイリングは阿部自身が手掛けている。

今回撮り下ろされた43枚の作品は、「カラー」の南青山店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ店、表参道ヒルズ店、「渋谷パルコ」店、心斎橋パルコ店で10月16日〜11月15日に展示するほか、特設サイトでも公開する。また店舗では、作品をまとめた冊子も配布する。

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「カラー」のポップアップツアー「kolor is everywhere vol.4」が福岡、東京、石川で開催 新作や限定アイテムを展開 https://tokion.jp/2021/09/21/kolor-is-everywhere-vol4/ Tue, 21 Sep 2021 11:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=62067 9月22日の福岡から順次開催する。イベントでは、2021-22年秋冬コレクションから厳選したアイテムをはじめ、Tシャツとソックスのセットなどの限定品もラインアップ。

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「カラー」は、国内の複数都市を巡回するポップアップツアーの第4弾「kolor is everywhere vol.4」を9月22日から福岡、東京、石川・金沢の3カ所で順次開催する。開催場所と会期は、福岡の岩田屋本店の本館1階が9月22〜28日、東京の六本木ヒルズのヒルサイド2階が9月30日〜10月24日、金沢のマイルストーンズが10月9〜24日となる。

「kolor is everywhere vol.4」では、2021-22年秋冬コレクションから厳選したアイテムをはじめ、2種の異なるニットパーツをドッキングしたTシャツとモノグラム柄ソックスのセット、裾にコインポケットやジップをあしらったパンツ、刺しゅうロゴスウェットなどのイベント限定品も展開する。

■kolor is everywhere vol.4
会期:9月22〜28日
会場:岩田屋本店本館1階 きらめきボード
住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-35

会期:9月30日〜10月24日
会場:六本木ヒルズ ヒルサイド2階 ヒルズ ボックス
住所:東京都港区六本木6-10-1

会期:10月9〜24日
会場:マイルストーンズ
住所:石川県金沢市堅町86-1 オーバル2階

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「ホワイトマウンテニアリング」と「カラー」の期間限定商品が登場 楽天「by R」の一環として https://tokion.jp/2021/08/23/white-mountaineering-kolor-by-r/ Mon, 23 Aug 2021 07:00:00 +0000 https://tokion.jp/?p=54723 予約販売は8月26日開始。両ブランドとも5商品をラインアップする。

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楽天が運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」において、注目のファッションブランド「ホワイトマウンテニアリング」と「カラー」の期間限定商品の予約販売を8月26日から開始する。また、それに先立って本企画を紹介する専用ページを開設した。

楽天は、日本のデザイナーブランドを支援するプロジェクト「by R(バイアール)」を通じて、8月30日から9月4日まで「Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 S/S」において、両ブランドのファッションショーおよびECでの商品販売を支援している。なお、「ホワイトマウンテニアリング」のショーは8月30日に、「カラー」のショーは9月4日に、それぞれ開催予定だ。

「ホワイトマウンテニアリング」は、「ディズニー」のキャラクターを用いたTシャツ、フーディ、トートバッグ、キャップなど計 5商品をラインアップ。予約販売期間は、8月26 日10時から9月21日10時までとなっている。

一方の「カラー」は、トートバッグ、T シャツ、コーチジャケット、スエットシャツの計 5 商品を用意。予約販売期間は、8月26日10時から9月16日10時までとなっている。

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「カラー」がポップアップツアー「kolor is everywhere vol.3」を福岡、名古屋、仙台、金沢の4都市で開催 https://tokion.jp/2021/03/09/kolor-is-everywhere-vol3/ Tue, 09 Mar 2021 01:00:02 +0000 https://tokion.jp/?p=22675 「カラー」の3度目となるポップアップツアーが3月10日から開催される。今年は福岡、名古屋、仙台、金沢の4都市を回る。2021年春夏コレクションから厳選したアイテムに加え、限定アイテムも用意する。

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「カラー」は、国内の複数都市を巡回するポップアップツアーの第3弾「kolor is everywhere vol.3」を3月10日から開催する。ポップアップツアーは、2019年から毎年開催していて、今年は福岡をはじめ、名古屋、仙台、金沢の4都市を回る。

今回のポップアップツアーでは2021年春夏コレクションから厳選したアイテムに加え、多数の限定アイテムを用意。「カラー」からは、毎回好評なロゴグラフィックTシャツがソックスとセットでPVCバッグに入ったセット。「カラー ビーコン」は裾のパイピングやコードなどのディテールが特徴的なシャツや人気のコインポケット付きパンツなどを展開する。価格は、「カラー」のグラフィックTとソックスのセットが19,000円。「カラー ビーコン」のパイピングシャツが32,000円、プルオーバーが26,000円、ワイド ベルテッド トラウザーズが37,000円、クロップド トラウザーズが36,000円。

ポップアップツアーに来たお客へは、ノベルティーとして「カラー」のオリジナルマスクを数量限定で配布予定だという。

■kolor is everywhere vol.3
<福岡>
会期:2021年3月10~16日 
会場:岩田屋本店 本館1階 KIRAMEKI BOARD
住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-35

<名古屋>
会期:2021年3月18日~4月4日 
会場:ラシック 1F ラシックパサージュ
住所:愛知県名古屋市中区栄3-6-1

<仙台>
会期:2021年3月20日~4月4日 
会場:リヴォルーション 3F 
住所:宮城県仙台市⻘葉区2-10-10

<金沢>
会期:2021年4月10~25日 
会場:OVAL 2F
住所:石川県金沢市竪町86-1

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東京からパリへ、パリから世界へ https://tokion.jp/2021/02/20/from-tokyo-to-the-world/ Sat, 20 Feb 2021 06:00:36 +0000 https://tokion.jp/?p=21092 2021-22 FWパリメンズコレクション前編となる今回は、2人の日本人デザイナーに言及していく。

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阿部潤一は服をあらゆる場所から捉える

ポール・セザンヌという画家の名前に聞き覚えのある方は多いと思う。20世紀を代表する画家であり、「近代絵画の父」と評される画家の作品を、美術の教科書などで見た経験がある方もきっと多いのではないだろうか。当初セザンヌは、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールといった印象派の一員として活動していたが、後に印象派から離れて新たなる表現を確立し、その作風はパブロ・ピカソやアンリ・マティスといった画家にも大きな影響を及ぼしていった。

そんなセザンヌの描いた絵画の1つに『リンゴのバスケット』という作品がある。私はこの絵を見た時、不思議な感覚にとらわれた。この作品は木製テーブルの上に瓶や白い皿と共にいくつものリンゴが、籠や白い布の上に置かれた様子を描いた静物画なのだが、通常の静物画からは感じられない違和感が襲ってくる。

作品のアングルは上から斜めに見下ろしたものに感じられるが、絵を見つめていると次第にテーブルの上に置かれたリンゴが、上だけでなく真横から見たようにも感じられてきた。リンゴを異なる角度から同時に見ているような不思議な感覚は、リンゴがテーブルから落ちそうにも見え始め、けれど絵の中では木が土の中に根を張るように、落ちることなくしっかりとリンゴがテーブルの上に置かれている。

1つのアングルから、多面的アングルが感じられる不思議な感覚。私はセザンヌの絵画から覚えたこの感覚と同様の感覚を、あるブランドのコレクションからも実感する。そのブランドとは阿部潤一による「カラー」である。

2021-22 FWシーズンに発表された「カラー」のコレクションには、服を様々な角度から捉えて描写されたような不思議で多面的なデザインが展開されている。今回「カラー」は4年ぶりのランウェイショーを初となる東京で開催し、その映像が2021-22 FWパリ・メンズ・コレクションの公式スケジュールでライブ配信された。

ランウェイを歩くモデル達の服は、ニットやジャケット、カーディガンにスタジアムジャンパーなど、1点1点のアイテムを見れば私達に馴染み深いものばかり。誰もが一度は見たことがあり、着た経験のある服が一着はあるだろう。

しかし、普通でありふれたはずの服が「カラー」のコレクションでは異彩を放つ。こんなニットを今まで見たことないといった具合に。例えば、6番目に登場したモデルはトップスにシャツを着用し、その上にプルオーバータイプのニットをレイヤードした、トラッドスタイルのスタイリングを見せている。

だが、ルックを見ればニットの外観が歪であることにすぐに気づく。とりわけ目を惹きつけるのはネック部分だ。2種類のVネックが襟元に配されているが、青色のVネック部分が半分切り取られ折られていることで、まるで3種類のネックラインが混在しているような、想像力が拡大されるポジティブな誤読を誘う。1着のニットから多角的視点が感じられるデザインだと言える。

このルックではチョークストライプのテーラードジャケットに、2種類のチェック柄素材が内側に合わさり、そこに加えて何やらライトグレーのニットカーディガンらしきディテールも見られる。

そしてこちらのルックに至っては、スタジアムジャンパーの上からライダースの衿が重ねられ、加えて渋い紫とも小豆色とも言える色の、光沢感ある布地がライダースの黒い衿の下から覗き見え、まるで服の裏地が断片的に見えるような感覚を私は覚えた。

最近の「カラー」は、このように服が断片的に混じり合うデザインが特徴的ではあるが、2021-22 FWコレクションにおいては改めてこの多面的デザインが持つ不思議な感覚が迫ってくる。「カラー」の2021-22 FWコレクションを見ていると、こんなイメージが私の中に浮かんできた。

「カラー」のデザイナーである阿部が「テーラードジャケット」と言葉に出して人々に投げかけ、その言葉を耳にした瞬間人々の脳内には、様々な角度から捉えたテーラードジャケットのイメージが浮かび上がる。ある人はジャケットのラペル部分に焦点が合い、ある人はジャケットの身頃に、もしかしたらジャケットの裏地に焦点が合う人だっているかもしれない。

そんなふうに様々な角度から様々な場所へフォーカスされたジャケットのイメージを、世界でただ1人阿部だけが人々の脳内を覗き見ることができ、無数のイメージの中から阿部がおもしろいと思ったテーラードジャケットの断片イメージを集めて繋ぎ合わせたとも言えるデザインは、セザンヌが描いた多面的視点の絵画と同じ視点のエレガンスを私に訴えてくる。

そしてそれは、1つのアイテムだけに限定されるものではなく、複数アイテムの断片イメージがドッキングされた状態にまでデザインは拡張されていく。

こうしてコレクションを詳細に見ていくと、セザンヌの絵画と「カラー」が見せる多面性には違いがあることも感じられてきた。冒頭で述べたようにセザンヌは様々な角度から捉えたリンゴの形を複数描いているが、「カラー」は服の様々な場所を捉えて一つにした多面性がデザインされている。角度と場所、複数と1つ、そのように多面性の表現方法の違いにクリエイティブなおもしろさが潜む。

1着の服の中にさまざまな服の見え方があってもいいのだと、私は服に対する常識を改めさせられる。それだけのパワーを、2021-22FWシーズンの「カラー」は見せてくれた。誰もが知っているベーシックなアイテムを用いながらコンセプチュアルな背景も感じさせる形に作り上げ、ファッション的にも魅力あふれるデザインとして両立させた阿部の力量には感嘆せざるを得ない。

傑出した領域に到達する井野将之

今私が最もすごみを感じる日本人デザイナー、それは「ダブレット」の井野将之だ。井野がデザインする「ダブレット」は発表を重ねるたびに迫力を増している。私が思うのは、我々が思う以上の素晴らしい才能を彼は持っているのではないかということ。

もちろん、2018年に今や世界No.1のファッションコンペとなった「LVMH PRIZE」でアジア人初となるグランプリを獲得したことで、井野の資質はすでに証明されている。しかし、それだけの形容では彼の実力と才能を語るには物足りなく思えてしまう。それほどのすごみを、私は今の「ダブレット」から感じている。

「カラー」と同様に「ダブレット」も東京でランウェイショーを開催し、それがパリの公式スケジュールで配信されたが、ここでは「ダブレット」の2021 FWコレクションから私が感じた、ありのままの感情をダイレクトに語っていきたいと思う。それはもしかしたら、他の誰とも共有できない感情かもしれない。しかし、語ることを試みたい。

「いったい、なんなんだ、これは……」

私は「ダブレット」のショー映像を観ている途中で、自然とそう呟いていた。ショーの冒頭から違和感が先立つ。モデルたちの歩行姿がぎこちなく、妙なのだ。最初は雨によって濡れた路面を滑らないよう慎重に歩いているから、そのようなぎこちなさが現れているのかと考えた。

ショー会場となったのはスクラップ工場で、モデル達が歩くすぐそばではパワーショベルが車やロッカーを押し潰している。はずだった。当初の想像は裏切られる。映像が進むにつれ、潰れていたはずの車やロッカーが元どおりに戻り始めたのだ。しかし、違和感はそれだけで終わらない。完璧に潰されていた車やロッカーが、完璧な形に戻っていく様子があまりにスムーズで明らかにおかしい。

ショーのフィナーレになっても、違和感は拭えない。モデル達が全員現れ、前方に向かって一斉に歩いていく様子はどのブランドのどのショーでも見られる、ありふれた光景。だが、やはりモデルたちのたどたどしく奇妙な歩き方に変わりはない。モデルたちはランウェイとなった水溜りのできた道の先端まで到達すると今度は前方に身体を向けたまま、すべてのモデルが後ろ歩きで退場していった。それが後ろ歩きとは思えないほどに速く、やけに流れるようにスムーズなのだ。しかも全く後ろを振り返ることなく歩いていき、カーブもスムーズに曲がっていく。

「人間はこんなにもうまく後ろ歩きで、歩けるものなのか?」

ショー映像が発表されたあとに、私が抱いた疑問の答えが明らかになる。このショー映像は井野の仕掛けによって演出されたものだった。フィナーレとはショーの最後に行われるもの。きっと多くの人々がそう認識しているだろう。井野はその認識を逆手に取っていた。実際に現地で行われたショーはフィナーレから始まり、スタートへ向かって進行して終了していたのだ。その様子を撮影し、逆再生することであたかも通常のショー通りに進行しているように見せかけていたのが、このショー映像だった。

なぜ時間は進行するのが当たり前だと思うのか。時間が逆行することもあるのではないか。

井野は人間の思い込みを利用し、そこを崩しにかかる。前シーズンの2021SSコレクションでも井野は、ショーや映像の最後に思いもよらぬ仕掛けを披露した(観ていない方のために、ここで詳細を語ることは控えよう)。まるでミステリー小説家が物語の謎を解き明かすように、観ている者の思い込みを崩す。そこには必ずユーモアを添えて。

それはショー演出に限った話ではない。コレクションもそうだった。私は「ダブレット」を見ていると、昭和の下町ヤンキー感あふれるスタイルが連想されてきて、しかし、そのファッションは私にとって忌み嫌うものだった。

私は神奈川県川崎市の南部に生まれ育ち、住み続けてきた。今では川崎駅周辺の再開発が成功し、商業施設やタワーマンションが建設され、街の景色は劇的にきれいになった。しかし、私にとっての川崎とは小学生時代を過ごした1980年代にある。工場、風俗、ヤクザ、ヤンキー、そして時折発生する全国ニュースになる犯罪。それが私にとっての川崎であり、私がミニマリズムの服を好むのも子どもの頃に見た川崎の景色が、反動になっているのではないかと思うほどだ。それほどに、私は1980年代当時川崎で見たファッションに魅力を感じていなかった。

しかし、当時川崎で目にした人々の服装に「ダブレット」が驚くほどに重なっていく。そのことに私は驚いてしまうのだ。私がクールやエレガンスとは程遠いと思っていたファッションに、井野は美を発見して、それを世界唯一と言っていい自分だけのオリジナルな世界としてモードの舞台に上がらせた。そして、そのコレクションに私は惹き寄せられてしまう。嫌っていたはずのファッションに魅せられていくなんて。

2021-22 FWコレクションにはぬいぐるみがコートやシャツ、バッグに取り付けられていた。一瞬、私はウォルター・ヴァン・ベイレンドンクを思い浮かべるが、「ウォルター」とは違う表現で異なる文脈に「ダブレット」は位置している。

「ウォルター」はぬいぐるみのように通常ファッションに用いないであろう要素を、アグレッシブなデザインの服に乗せていくが、井野は違う。あくまでリアルでカジュアルな服にぬいぐるみを用いる。リアルなはずの服が、リアルを失っていく。リアルなアヴァンギャルドという矛盾した表現が浮かぶほどに、「ダブレット」のコレクションにはパワーがあふれている。

「ダブレット」のこのようなデザインが市場で受け入られるようになったのには、もちろん時代の変化も関係しているだろう。デムナ・ヴァザリアの登場により、美醜の醜に美しさを見出すアグリー(醜い)が、ファッションデザインにおいて時代の主流となった。戦後の1950年代に育まれたパリ伝統のエレガンスとは、全く異なる価値観を持つ美意識をデムナは提示し、それが世界を熱狂で覆った。

しかし、デムナのデザインも「ダブレット」を観察したあとでは、私には洗練されているように感じる。私にとっては「ダブレット」の方がよりアグリーだと言えるのだ。デムナの切り拓いた地平を、「ダブレット」はさらに押し広げた。押し広げた地平の端に捨てられていたものを、井野は拾い上げる。これは美しいのだと。そのような感覚を持つからこそ、私は井野にこれほどのすごみを感じるのかもしれない。

いったい井野はどのようにしてこの感覚にたどり着き、開花させることができたのか。開花の過程において井野はどんな思考と感情を繰り返してきたのか。そこには一体どんな苦悩と葛藤、そして創造への高揚があったのだろうか。その秘密に私はミステリー小説を読むように惹き込まれていく。

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